医療用大麻の発展と歴史について
※注意 記事中に大麻を肯定してるかのような発言があるかと思いますが、あくまでも大麻の成分について解説してるだけであり、決して肯定も推進もしてるわけではないのでご了承ください。
早速だけど今回は医療用大麻の起源について解説していくよ。
また大麻関連の話かよ~もういいって!
そう言いたくなるのもわかるけど、始めるね!(笑)
人類が初めて大麻草に触れたのはおよそ1万2千年前の中央アジアであったと考えられています。
この時代は新石器時代で、人間の暮らしに重要な農耕が始まったからです。
つまり現代でいう、農業の起源はこっから始まり、1万年以上の歴史があって現在でも職業として存在してるのです。
って冷静に考えるとやばくないですか、他の仕事じゃありえないほどの古さです(笑)
そして数ある農作物の中で、人類が初めて栽培したのが大麻だと言われています。
中央アジアでは場所や気候を問わずどこでも育つことからとても重宝されてきたのです。
医療用大麻の歴史
歴史を通して、人間は大麻草のあらゆる部分を使って生活してきました。
- 種子 (食物として必須脂肪酸やタンパク質を提供
- 根や葉、果穂 (医療や宗教儀式関連
- 茎や柄から採れる繊維 (布やロープ、コード、紙、建材
以前の記事で紹介しましたが、日本でも古くから大麻とは切っても切れない縁があったのはあまり知られていないはずです。
何より現代では存在そのものがタブーになってますからね(笑)
紀元前2800年
中国の神話に登場し、漢方学の父と崇拝された”神農”という人物は、大麻草をはじめとする数百種類の薬草を使った実験を記録したと言われています。
「神農本草経」にて神農が書き残したことは伝統的な中国医学の大部分の基礎を形成し、その中で数々の症状に対して大麻草のエキスの使用を勧めています。
2世紀になると、人々は大麻草とお酒を混ぜて「麻沸散」という製剤を作り、手術の際の麻酔に使用していました。
- 神農→しんのう
- 本草経→ほんぞうきょう
- 麻沸散→まふつさん
紀元前2000年
大麻草は紀元前2000年頃までにインドに渡り、仏教とヒンズー教に受け入れられます。
はじめは宗教的に使われていましたが、やがて赤痢や発熱などの治療などにも使われるようになったのです。
赤痢ってなに?
”せきり”っていう病気なんだけど、ここで説明しづらいから気になるなら調べてね。
紀元前1500~800年
この頃には中央アジアからさらにヨーロッパ大陸に広がり、ペルシャやギリシャ、そして現在のドイツやフランスがある地域へと渡りました。
そして紀元前900年になると中東のアッシリア人達が宗教儀式に大麻を使うようになり、紀元前800年頃にはドイツで大麻草の栽培が始まったとされています。
この頃から徐々に世界に広まっていったんだね!
医療用大麻の発展と新世界
※ここでいう新世界とはアメリカのことであり、ワンピースではありません(笑)
アメリカに人々が移住し始めた頃には、大麻草はヨーロッパの経済発展において欠かせないものになっていました。
海上貿易の爆発的な飛躍とともに、イタリアのの重要な港町ベニスでは、大麻の大量生産が始まり、世界で最も優れたロープや帆が作られ、同じく海運国であったポルトガルやスペイン、イギリス、オランダにおいても、その需要は膨大でした。
そして大麻製の船で新世界へとたどり着いたのです。
冷静に考えて大麻からロープとか帆とか作れるってすごいな
北米には1606年、フランス人の薬剤師であったルイス・エベールによって、ノバスコシア経由で伝わりました。
その後、彼はカナダで最初の薬剤師になったのです。
ビクトリア時代
大麻はアジア圏の民間療法では一般的に使われてるものでした。
ちょっとした万能薬として、発熱ややけど、頭痛に使われたり、湿布として外傷の手当てにも使っていました。
頭痛にバファリン♪じゃなくて頭痛に大麻♪だったんだ。
その後インドで働いていたアイルランド人医師の手によってヨーロッパに持ち込ま
れました。
いよいよ新世界へ
東インド会社に勤めていたウィリアム・ブルック・オショネシーという人が、地元で大麻が使われているのを見て、治療用効果があるのかを犬を使って実験し、それから人間に与えたところ、鎮静剤や抗けいれん薬として効果があることがわかりました。
それから彼はイギリス人薬剤師であるピーター・スクワイアに渡ってアメリカ全土で販売され始めました。
19世紀になると
時代がどんどん進み19世紀後半にもなると、大麻エキスは薬局の棚や医師のカバンに常備されるようになりました。
かつては喫煙による摂取ではなく、お茶などに混ぜて治療目的として使われてきたのです。
まとめ
これが主な医療用大麻の発展です。
ざっと説明したので、そこまで詳しくは書いてませんがなんとなくわかってもらえたと勝手に思ってます(笑)
特に最後の方は色んな名前を出してしまい困惑させたかと思いますが、それくらい色んな国と地域で広がっていったのです。
今回書ききれなかったところは追記するか、新記事で出す予定なので興味を持った人は待っててください。